占い師として活躍するには

占い師というと皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。頼りになる存在で、人生の節目には必ず相談をするといった方もいれば、なんとなく胡散臭いイメージでなかなか相談したことがないといった人もいることでしょう。人生のありとあらゆる悩みを占いで導いてくれる占い師。なんだかミステリアスで不思議な存在ですが、その実態とはいかがなものなのでしょうか。

■占い師になるには!?
占い師という職業は、国家資格があるわけではなく、誰でも「私は占い師」ですと名乗ってしまえば占い師として働くことが可能です。とはいえ、全くの素人がきちんと占うことは難しく、あまりにも的外れな答えばかりですとお客さんの信頼も得られず、商売として成り立ちませんよね。そこで、占いについてしっかりと勉強する必要があります。占いの勉強の仕方としては次のような方法が考えられます。1.自分の好きな占い師に弟子入りして教えを請う。2.専門書を買って独学で学ぶ。3.専門学校やカルチャースクールに入学して学ぶ。4.インターネットを利用して学ぶ。いずれの方法でも、自分のやりたい占いについてしっかりと勉強して、自信をもってお客さんの相談に乗ることが出来るようになることが大切です。また、ひとつの占い方法だけですべての項目を占うのは難しい場合がありますので、出来るだけ複数の占いを学んで総合的に占うことが出来ると、占い師としての信頼度もあがり、一度来たお客さんがリピーターになったり、口コミで良い評判を流してくれるなど、商売として成り立つようになっていきます。

■東洋占いの占い師とは
世の中にはさまざまな占い方法がありますが、大きく分けると東洋占いと西洋占いの二つに分けることができます。東洋占いとは、四柱推命、六星占術といった生年月日を基準にして占うものや、九星占術、土地や建物に関わりの深い風水、赤ちゃんの名前付けによく用いられる姓名判断などが代表的となっています。東洋占いはそのルーツを中国に持つものが多く、自然からの気学を重視するものが特徴的です。占い師は、単純に占いのノウハウを学ぶだけでなく、どのようにその占いが使用されてきたのか等と中国の歴史や漢字についても深く勉強している方が多いようです。なにしろ、古代の中国ではこういった占いを頼りに、農作物を育てたり、場合によっては皇帝の人選にも影響を及ぼしてきたのですから、占いといえどもその内容は学問としてもかなり大系的にしっかりとしているのです。また、東洋占いは、文字を書いて占う機会も多いため、占い師は美しい文字を書くことも、お客さんに対するサービスのひとつになります。特に姓名判断を専門とする占い師にはかなり達筆の方が多いです。

■西洋占いの占い師とは
「占い師」と聞いてイメージする姿といえば、タロットカードを操ったり、大きな水晶玉を覗き込んでいる姿をイメージする人も多いのではないでしょうか。これらの姿は、どちらも西洋占いをしているところだとご存知でしょうか。
こうしてみると以外と身近な存在にも感じる西洋占いと言えますが、他にはどのような占い方法があるのでしょうか。トランプを使ったものや、占い師の霊感やインスピレーションによるスピリチュアル占い、生年月日を利用した西洋占星術やホロスコープ占い、その人が見た夢に出てきたものや状況をもとに、現在の心理状態や近い未来に起こる出来事を判断する夢占いなどがあります。西洋占星術といってピンとこない方でも、雑誌の後ろのほうのページ載っている星座占いといえばなじみのある方が多いでしょう。その星座占いは西洋占星術を私たちに親しみやすくしたものです。このように、意外と私たちの身近な存在ですが、タロットカードや水晶玉など高価な道具を必要とするものが多いので、西洋占いの占い師になる勉強を始めるなら、道具を貸与してくれるスクールに通うと良いでしょう。